目次
〇サビキ実釣編はこちら
今回は、実際の釣り場でサビキ釣り後の後片づけをまとめました。その前の実際に釣り前の準備と釣りの実際のやり方については過去の記事をご覧ください。
初心者のための サビキ釣り講座 #3 サビキ釣りをしてみよう 実釣編
〇片付けの方法
「エサもなくなり、そろそろ帰ろうか。。。たくさん釣ったし。」ということで後片付けして帰るのですが、釣り開始前のウキウキした状態と異なり、道具を片付けるのは意外とめんどくさいです。
また、釣り場の清掃、ごみの回収といった作業は、かなりめんどくさいです。しかし、これらの作業は非常に重要なポイントが多く、気を抜いたり、手順を怠ると、竿先を折ってしまったり、道具を忘れるといったミスが発生します。
ミスをすると、道具の修理や、再購入など後々手間と費用がかさんでしまいます。
また、ごみ問題に関しては、酷くなると、その釣り場が釣り禁止になってしまうような危険性が控えています。このように、後片付けはモチベーションが上がらないものの、釣りにおいては非常に重要な作業といえます。
〇魚の片づけ
魚をジップロックなどの袋にすべて入れ、クーラーに入れておきます。
できれば、生きている魚は、こめかみに切れ目を入れたり、首を折ったりして、絞めておく(慣れていない人は、生きたまま袋に入れてもいいですが、少しかわいそうなので、しっかり絞めてあげてから、袋にいれてあげてください)。
〇タックル(竿+リール+サビキ仕掛け)の片づけ
かごを外し、海水を入れた水汲みバケツに入れておきます。ついでにスプーンも入れておきます。
サビキ仕掛けをリールの糸につけているスナップから取り外し、再利用できるなら、ハシゴのような道具に巻き付け、小型のプラケースに入れておきます。
こうすると、サビキが絡まりにくく、次回使用時に簡単に梯子から取り外せます。ただ針やスナップが錆びてしまうので、家に帰ってから、ハシゴごと真水で洗い、乾燥させておく必要があります。
もし、針が取れていたりして、次回使えなさそうなら、サビキをごみ袋に捨てます。
リールの糸の先にスナップを付けている場合は、糸の結び目を切ってスナップを外します。
そして、リールのハンドルを回して、糸をスプールに巻きます。巻くときにラインを抑えながら巻くと、綺麗に巻けます。
巻いたら、糸の端をリールの糸止めにかけておきます。
竿をたたみます。この時、竿は根本の方からたたみ、竿先は伸ばして置きます。
竿先は折れやすいので、叩くようにたたむのではなく、ガイドを上に押し上げるようにして畳むと、竿先が折れるといったトラブルを防げます。
最後に竿キャップを竿先にしておきます(これも未使用時の竿先破損防止のためです)。
リールをリールシートのガイドを外し、竿から取り外します。
〇道具を洗う、拭く
スプーン、バケツ、カゴといったアミエビや魚に触れたものは海水で洗います。これをしておかないと、乾燥後すごく臭くなります。水汲みバケツで海水を汲み、その海水で軽く洗い、タオルで拭いておくと臭くならずよいでしょう。
〇クーラーやバッカンに道具を入れる
洗い終わった道具を、クーラーやバッカンに入れていきます。この時、水汲みバケツとごみ袋だけが、収納されていないようにします。
〇ごみの清掃
クーラーまたはバッカンにつけていたごみ袋を外し、ごみ等が付近に落ちていれば、ごみ袋に拾って入れます。ごみ袋に入れるものが無いことを確認したら、口を縛ってクーラーに入れます。
〇釣り場洗い流し
最後に地面こぼれたアミエビを海水で洗い流します。水汲みバッカンで海水を汲み、足元から海側に向かって海水を地面にぶっかけます。
そして、水汲みバケツをクーラーかバッカンに片づけます。これで後片づけは完了です。
〇これだけは守ってください
ごみは必ず持ち帰ること、こぼれ落ちたエサは洗い流すことを必ず実施してください。釣り場のごみ問題のため、釣り禁止になる漁港、波止場が増えています。できれば、自分の釣り場付近に落ちているごみ、他人が残したごみも拾って帰るくらいの気持ちで、後片づけをすれば、ごみ問題は広がりません(僕の場合も釣り場を洗い流してから、自分の釣り場から前後20m程度のごみを拾って帰っています)。釣り場のごみ拾いと洗い流しも、後からそのポイントで釣りをする方へ、気持ちよく釣りをしてもらうため、釣り人として最低限のマナーと思います。皆さんが気持ちよく、安全に、楽しく釣りができるよう、上記事項の実施、お願い申し上げます。