マダイふかせ釣り講座 #5-2マダイふかせ実釣編 流し釣りの紹介

〇沖の深い場所

マダイは早い潮を好む魚です。また、沖で喰ってくることが多くもあります。そこで、早い潮に仕掛けを乗せて、沖にどんどん流すと高確率でHITしてきます。

沖の深い場所にいるマダイ👇

この釣り方を筆者は流し釣りとか流す釣り方と呼んでいます。今回は、この流し釣りを紹介して行きます。

流し釣りイメージ👇

〇流し釣りって?

簡単に言うと、早い潮にウキを含む仕掛けを乗せ、沖まで潮の力で仕掛けを運んでもらう方法です。そのため、潮の流れがかなり速い場所で有効な釣り方になります。

イメージ図👇



〇本流を探す

まずは、本流(潮の最も強く流れている場所)を探すことが大事です。沖に本流が流れていれば、遠投して沖の本流にウキを乗せます。足元から本流が流れている場合は足元に投入します。

沖に本流が流れている場合👇

足元から流すことが出来る場合👇

〇ミチイトは潮上に置く

この流し釣法に限らずですが、フカセでは潮上にミチイトを置くことが重要です。これは、潮上にミチイトを置くことで、ミチイトの張りによる仕掛けの移動を防ぐことが出来るからです。

潮上にミチイトを置くイメージ👇



〇マキエの撒き方

マキエはなるべくウキが流れる筋目の潮上側に、多い目(5~6杯)に打つようにします。

マキエの打つ位置👇

上記の様に、ミチイトを潮上に置く操作と、このマキエワークによって、100m近い沖まで流しても、サシエとマキエと同調し続けます。

イメージ図👇

〇ベールはオープンで流す

当たり前ですが、ウキをどんどん流すので、ベールはオープンのままにしておきます。

ベールオープンであたりを待つ👇

指をスプールに添えて、出ていくミチイトにブレーキをかけることで、流して行くミチイトの速度をコントロールするのもありですね。この方法は後述するあたりの取り方がよりわかりやすい方法でもあります。

中指でスプールを抑える👇



〇あたりはどう取るの?

マダイのあたりは強烈です。マダイはサシエを喰ったら、潮下に向かって猛然と泳いでいきます。

マダイのエサを食べるイメージ👇

このため、ミチイトが急にバラバラと勢いよくスプールから飛び出していきます。糸を多少ふけ気味に出していようが、関係無いほどの勢いで糸が出ていきますので、あたりは簡単にわかります。

あたりイメージ①👇

スプールに指をかけている場合は、ミチイトが指を「バチバチバチッ!」とはじきながら出ていくので、よりあたりがわかりやすいと言えます。

あたりイメージ②👇

後はベールを閉じて、竿をシャクって合わせます。すると、マダイの強烈な引きに耐えながらの勝負が始まります。

マダイファイト👇

このマダイとの引きの特徴や、やり取りのコツについて、説明していきたいところですが、いくらでも書けてしまいますので、また別の機会に紹介させてもらいます<m(__)m>。

〇ウキは沈めるの?浮かせるの?

ケースバイケースです。当然、ウキを沈めた方が、沈んでゆくマキエとずっと同調するので、喰ってくる確率はUPします。

ですが、水温がまだ高い時期では、表層のエサ取りにサシエを取られやすいので、少し浮力強めの3B、0.5号、1号などのウキを使用した、ウキを浮かせる釣り方のほうが良いでしょう。

ウキを浮かす仕掛け例👇

一方、マダイの活性が低い低水温期では、ウキごと沈める「全層沈め」釣法が、意外に効果を発揮します。

ウキ沈めの仕掛け例👇

ただ、全層沈めはウキが見えない分、どこに仕掛けがあるか、マキエと同調できているかを、全て頭の中の水中イメージだけでやっていく、非常に難しい釣法です。慣れていない場合や、潮や風の影響で流しにくい場合などは、ウキを浮かせて釣る方が、確実でしょう。

それに、流す釣りだからと言って、必ずしもウキを沈める必要はありませんし、ウキを沈めないと、マダイが食って来ないという訳ではありません。

筆者の経験上、ウキを浮かせても、深いタナ設定で、潮が沖に走っていさえすれば、結構な頻度でマダイは釣れますので。

筆者の釣った最大マダイ👇



〇道具の紹介

マダイ釣りにお勧めのウキや竿については、過去に記事で紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

タックル紹介記事👇

おすすめウキ紹介記事👇

〇まとめ

今回はマダイふかせで絶大な効果がある、「流し釣り」について、解説をしました。コツを以下にまとめておきます。

①本流を探し出し、そこにウキを乗せる

②ミチイトを潮上に置く

③ベールオープンでミチイトの走り方であたりを判定する

④ウキ沈める、沈めないはその日の状況による(沈めなくてもマダイは釣れる)

これらのテクニックを使えば、マダイにサシエを喰わせることが、可能になるはずです。是非、潮の流れの早い場所で、試してみてください!

それでは今回はこの辺で・・・。

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