調理日:2022年6月25日 調理:チヌ
〇夏チヌを釣って帰ってきたら…
夏チヌシーズンになりました!釣り人としては、嬉しい限りのシーズンで、いくらでもチヌが釣れる時期になりました。なので、ついつい魚も釣りすぎて、持って帰って来る量も多くなり気味です。この日はチヌが6匹と大爆釣したため、半分の3匹だけ持ち帰ってきました。
この時の釣り記事👇
持って帰ってきたチヌ👇
筆者としては、食べきれる量だけを持って帰る様、注意しているのですが、時々冷蔵庫の中で腐らせてしまい、やむなく生ごみとして捨ててしまうこともあります。
問題は、夏の気温の高さにあります。保管方法によっては、アラでも、切り身でも、冷蔵庫の中で3日間保管しただけで、嫌な臭いを発してしまいます。もちろん刺身などは、翌日までに食べないと、腐ってしまいます。
ですが、刺身でもアラでも、今から紹介する、ほんのひと手間かけるだけの方法をするで、劇的に日持ちするようになります。
〇日持ちする工夫の紹介
① 軽く表面を炙る
まずは、魚の下処理(うろこ取り、内臓出し、水洗いと水気取り)を済ませてしまいます。
下処理中の写真👇
次に3枚おろし、腹骨、中骨をすき落とし、皮つきの身(1部皮引き)にします👇
そして、ここからがひと工夫です。大胆にもバーナーで皮側の表面を炙ります👇
裏側も軽く炙っておけば、より日持ちします👇
②クッキングシートで包んでラッピング
そして、さらに一工夫。身から水分を軽く抜くため、クッキングシートで包んでから、ラッピングをし、冷蔵庫で保管します。
こうすることで、余分な水気をクッキングシートが吸い上げてくれます。この保管方法でなら、捌いた翌々日でも余裕で、刺身で食べられます。
クッキングシートで包む👇
さらにラッピング👇
ただ、捌いた3日目以降に食べるなら、加熱して食べた方が良いでしょう。
③アラも同じ方法が防腐に効く
頭とカマといったアラも、同様の方法が効果的です。煮付けや塩焼き用に頭を半分に割った後、表面全体を軽く炙ります。
頭も炙る👇
そして、クッキングシートで包んでから、ラップをして、冷蔵庫に入れておきます。
防腐処理作業が完了(チヌ3枚分)👇
〇バーナーの紹介
この表面だけ炙って防腐処置をするのには、どうしてもバーナーが必要になります。このバーナーですが、夏にスポーツ用品店のキャンプグッズ売り場で、よく見かけものと同じです。
バーナー広告👇
そんなに高いものではない上、家庭用のガスボンベ(カセットコンロで使用するもの)に差し込むだけで、手軽に炙り調理をすることが出来ます。
筆者お勧めの調理器具です(^^♪
〇加熱調理は冷蔵4~5日後に調理でもOK
冷蔵庫に保管し、4~5日後に冷蔵庫から取り出して、加熱料理ができます。塩焼きは若干臭みがでるので、お勧めはしませんが、煮付けか酒蒸しなら、臭いも気になりませんし、お腹が痛くなることもありません。
過熱料理の代表=煮付け👇
あるいは身を、贅沢にフライパンでソテーして、ムニエルにもできます。筆者はとある日の晩御飯のおかずとして、「チヌのバターソテー、野菜ときのこのあんかけ風」にしてみました(笑)
フライパンでバターソテー👇
野菜ときのこあんかけソテー👇
〇まとめ
この様に、軽く防腐処置をし、4,5日冷蔵庫に寝かせてから、加熱調理をする方法で、かなりのレパートリーができます。他にもフライ、天ぷらなどの揚げ物や、やったことは無いですが燻製して見るのもいいですね。
チヌのフライ👇
こんな感じで、今回は防腐処置の例として、バーナーを使う方法を紹介しました。他にもこのバーナーを使って、変わった料理も作ることができると思いますので、機会があれば紹介したいと思います。
それでは今回はこの辺で・・・。
白身の魚で余ってしまった時や日持ちさせて配り物にしたい時には燻製にしておけば長持ちしますね。
皮をひいて水分をキッチンペーパーなどで取り除き、塩コショウを軽くまぶして刺身大の大きさに切って燻製にしましょう。
今ならホームセンターで気軽に燻製セットが売ってるから始めるのに敷居が下がりました。
ただ、美味すぎてあっという間に無くなってしまうのですがw