釣行日:2021年10月3日 釣り場:加古川尻 釣り方:ウキふかせ釣り
〇播州の青物祭り
この時期、播州の各釣り場では、あるお祭りが連日起きます。言わずと知れた、青物祭りです(ケンカ祭りじゃないよ。ケンカ祭りも有名ですけどね)。
朝まずめ(夕まずめも)のわずかな時間だけですが、小魚を追って青物(ツバス、ハマチ、メジロ、時にブリ)が防波堤のかなり近い距離まで近づいてきます。
特に朝まずめはすごく、ルアーを投げれば確実に青物がかかるといった状態になり、この時期は高砂港や加古川尻、本荘、東二見の人口島などはルアー釣り師でいっぱいになります。
〇青物はふかせ(オキアミ)で釣れるのか?
僕はというと、あまり青物祭りには今まで無関心でした。というのも、恥ずかしながらですが、自称「ふかせ師」を名乗っている手前、ルアー釣りをしたことが、あまり有りません(/ω\)。
また、ウキふかせ釣りは横に仕掛けを流して行くので、ルアー師の方とラインが交錯しやすくなり、釣り座が近いと双方邪魔になってしまう懸念が強くなります。
そのため、この時期は朝まずめや夕まずめなど、ルアー師が多い場所と時間を、避けてふかせをしていました。
ですが、青物の引きには魅力がありまし、何よりめちゃくちゃ釣れているという情報を聞くと、さすがに居ても立ってもいられなくなりました。
そこで、今回は朝まずめに人がごった返す中、あえてふかせ釣りをし、青物を狙ってみようと思います。
〇YouTube動画
今回もYOUTUBEで動画を上げていますので、リンクを👇に貼っておきます。
〇釣り場の説明
「青物をふかせ釣りで釣れるか」の検証の場に選んだのは、加古川尻です。
ここは沖に向かって長~く伸びた波止場です。そのため、青物も多く回遊してくるので、絶好のポイントになります。
さらに、釣れる確率を上げるため、先端付近のテトラ帯を釣り座にしました。
早朝6時前に釣り場に付き準備を始めます。空が明るくなって来た頃には、すでに多くのルアー師が、今かとばかりに待っておられました。
自分の釣り座👇
〇マキエ
今回は対青物を意識して、オキアミボイルを選択。また、遠投性と海中でばらけ性を考慮し、ぶっ飛びボイルと白チヌを混ぜ込みます。
ちなみにオキアミボイルは、前日に自宅で濃い食塩水に漬け込んだものを、袋詰めして持ってきました。こうすると、オキアミが海面にプカプカ浮かばず、しっかり集魚材とともに沈むようになります(本当は前日から海水に付けて置くのがいいのですが・・・)。
また、ぶっ飛びボイルを入れると、マキエがかなり締まる(粘着性UPする)ので、遠投性が上がります。青物はそこまで釣り座に接近しないだろうと思っていたため、遠投性重視のマキエセッティングをしました。
〇タックル&仕掛け
タックル&仕掛けは自分としてはかなり大きめ、太目を選定しています。ただ、ベースがふかせ仕掛けなので、切られることも覚悟の設定です。
ウキはピースマスター遠投Lを使用。このウキはでかいです。でかい分飛びます。今回の様にド遠投+浅め狙いには打ってつけのウキです。
デュエル(DUEL) TG ピースマスター 遠投 L G2 SO シャイニングオレンジ G1343-SO 価格:1,581円 |
他にも遠投用に良いウキとして、キザクラさんの黒魂KINGがあります。これも非常に重たいウキのため、良く飛びます。
【KIZAKURA/キザクラ】黒魂King うき どんぐりウキ 黒魂シリーズ 価格:1,540円 |
ど遠投の場合、単にでかいだけでは空気抵抗が強すぎてあまり飛びません。大きさと重さのバランスが大事になります。また、ウキがでかいと小さな当たりが取りにくいので、あたりの大きな魚(マダイや青物)狙いの場合で効果を発揮します。
その意味では上の2種のウキは、僕としては大好きなウキです。
〇釣り状況
時刻は6時05分、準備も終え、いよいよ釣りスタートです。すでに周りのルアー師の方々は、青物をどんどん釣り上げています。
目の前で、ぼこぼこと青物のバイトが視認できる、すごい状態です。
そんな中、僕のウキにもあたりが来ます!が、微妙なあたりです。明らかに青物ではありません。
あわせてみると、朝まずめで食い気が走る、子キビレでした(T_T)
しばらくすると、なぶらが左からどんどん近づいてきました!ものすごい数の小魚です!
そのなぶらが目の前を通り過ぎていきます!
近くでよく見ると、カタクチイワシの群れでした!なるほど!沖から数多くの青物に追い立てられて、テトラ際まで追い詰められたのでしょうね!
そして、なぶらが過ぎ去った後、青物がぼこぼこ水面近くに現れます。
そして、周りのルアー師はもうお祭り状態!投げれば当たる!そんな状態でした!
そんな中僕はというと、当たり無し・・・(-_-;)
それどころか、サシエすら取られません(T_T)
7時03分再度HITしますが、30cmくらいのチヌでした。
うん、嬉しいんですよ・・・。嬉しいはずなんですが、狙いは君ではないんだよね~(T_T)
しかも小さい・・・。そっとリリースしてあげました。
そして、このまま青物ボウズで朝まずめ終了しました・・・(チーン)。
〇まとめ
検証「青物をふかせ釣りで釣れるか」の結果ですが、
オキアミでは青物は釣れません😢
というより、目の前にステーキ(イワシ)があるのに、きんぴらごぼう(オキアミボイル)を食べたがるフィッシュイーターはいない、ということです。
頭ではわかっていたのですが、ようやくそれが体感として理解できました。やっぱり、青物狙いでルアー師にはかないません(T_T)
〇このままでは終われない!
青物祭りは6時30分をピークに、7時半には落ち着き、8時頃には終了しました。僕の青物トライも終了しました。
ですが、ここからは我が本業のチヌふかせ開始です。さすが、秋の海!青物も沸いていましたが、チヌも沸いていました!
次回!「加古川尻でチヌ爆釣編」は👇をクリック!
一つ前の釣行日誌👇