釣行日:2021年12月10日 場所:愛媛県日振島 釣法:ウキふかせ釣り
〇日振島遠征
コロナによる緊急事態宣言が解除されて、約2か月が経ちました。
ようやく、釣りに関しても、大会やイベントが催されたりと、段々活気が戻ってきたように思えます。そういう僕は、この約2年間県外遠征を控えていましたが、緊急事態宣言が出される前は、よく四国に釣り遠征に行っていました(地元は兵庫県)。
緊急事態宣言が解除され、2か月間様子を見ていましたが、再宣言されそうではないと判断。世間的にも旅行自粛ムードから、解放されている感じを受け、県外遠征決行を決意しました。
遠征先は久々の、愛媛県は宇和島市の沖に浮かぶ日振島で、グレ狙いの磯釣りです。
〇遠征スケジュール
12月某日の金曜日、仕事から帰宅後、釣り仲間のおとうふ君と合流。今回はおとうふ君👇と僕の2人釣行です。
午後8時に出発し、山陽道→瀬戸大橋→高松道→松山道を経て、深夜1時に愛媛県宇和島市内の渡船乗り場に到着。
車内で少し仮眠を取り、朝5時半いざ出船(はま渡船さんにお世話になりました)。
そのまま磯釣りを楽しみ、夕方4時頃港に寄港。コンビニで簡単な夕食を済まし、そのまま近くの漁港に移動。その日は夜釣りをしながら野営し、翌朝帰路に着くスケジュールです。
〇日振島と今回乗った磯紹介
日振島は愛媛県宇和島市の沖にある、有人島です。養殖漁業が盛んな島で、島の東側では、養殖イカダが所狭しと並んでいます。
ですが、その島裏(西側)は、磯場が数多く広がっており、国内でも有数のグレ釣り場として、磯釣り師の間では有名な場所です。
最初は14番と言う磯に渡礁。
しかし、この磯は瀬が低く、10時までに上げ潮で水没してしまうとのこと。やむなく、10時半に10番と言う磯に、瀬替わりしました。
〇釣果
残念ながら、久々のグレ狙いの磯釣りは、僕の腕が落ちていたからか、イサキ6匹の釣果に終わりました。
ちなみに2回グレと思われる魚を掛けましたが、バラシています(下手になったなあと実感)。グレの足元へ入り込もうとする強烈な引きに、対応が全くできていませんでした。悔しい結果です。
〇YOUTUBE動画について
今回の釣りの様子もYOUTUBEに動画投稿しています。
👇をクリックすると見れますので、よろしければ視聴お願いします。
〇釣り状況
朝5時半出船し、1時間ほど船で移動したら、日振島に到着。他の磯釣り師の方々が、順番に渡礁していきます。朝7時半頃、14番という磯に渡礁。かなり瀬が低い磯です。
釣り座は先端におとうふ君が、真ん中に僕が立ちます。
さっそくマキエの準備ですが、今回は対グレということで、マキエを合計10㎏用意しました。
生オキアミ3㎏×2
集魚材 磯マダイホワイトⅡ(3㎏)とグレパワー遠投(1㎏)
また、タックルはいつもと同様2セット組みます。1つは磯際攻め用の重タックル。際攻め用は竿とハリス号数を上げています。これは、際でグレをかけて、足元へ潜られても、パワーで無理くり持ち上げれるようにするためです。
もう1つは遠投用の軽タックルです。遠投用を軽タックルにしたのは、遠くでグレを掛け、際に持ってくるまでに、体力をある程度削れると思ったためです。
最初は北向きで釣りをします。少しマキエを足元に撒いて見ると、エサ取りだらけです(汗)。ウキが感度タイプで軽く飛びにくいですが、無理くり竿2~3本分(10~15m)ほど投げます。
すると、よそ見している間にHIT!まあまあのイサキでした。
こんな感じで瞬く間に北向きでイサキを連発!3匹釣ります。
さて、本命はイサキではなくグレです。いい加減グレが来てほしい所です。なので、南向きに少し移動します。
南向きは👇の写真のように、根が大地のように張出していました。
魚を掛けても、根の下に潜られそうだな~と思いつつ、遠投タックルで根の向こうまで遠投していきます。すると、またもやイサキGET!
グレが釣りたいのです、グレが。そんな時、仕掛けがなじむ前に変な動きをする様になりました。もしやこれは、グレが浅いタナまで浮いているのではと思い、得意のあたりウキをハリスの中間に仕込みます。
予想は的中!あたりを付けて5投目にHIT!めっちゃ引きます!
めっちゃ引いて、案の定根の下に潜られ終了(T_T) 悪いことに、あたりウキが根に引っかかってしまいました。
無理やりミチイトを引っ張って、根がかりを解消したのですが、ミチイトから切れました(つまりウキごとロストです)。玉ウキBは、ウキパラソルで回収できたものの、あたりウキは根にかかっていて、回収できませんでした。
ただ、ウキパラソルがあれば、ウキロストが減るので、非常にありがたいです。
今度は根の下に潜られないように、磯際用に用意した重タックルに遠投ウキBを付け、重タックル遠投使用で攻めます。
すると、さっそくHIT!
根の下に入られないように、ゴリ巻きゴリ巻き!!すると、グレではなくイサキでした(ガックリ)。
これで前半戦終了
もう少し14番でやりたかったのですが、潮が上がってきており、船長から「やっぱ無理やな~」と言われたら仕方がありません。瀬替わりします。
移動中、船長から三角に乗るかと提案されましたが、三角は1人乗りなので、2人で乗れる磯を希望したところ、10番になりました。
瀬替わり完了し、後半戦スタートです。この磯は足場が高いので、潮にさらされる心配が無くていいです。
釣り座は僕が本島向きで、東向きのフラットなところをおとうふ君が立ちます。
しかし、待てどもあたりがありません。
船長の話だと、この日は潮がおかしく、どの磯でも悪戦苦闘を強いられているらしいです。全体的にグレの活性が低く、見えるタナに浮いてきていないようです。
そこで、チヌ釣法を応用します。
ウキ00とハリスにG4のガン玉を打った、全層沈め釣法で攻めてみます。この仕掛けは、針とG4重りの重さがウキに乗ると、じわ~とウキが沈んで行きます。また、シモリ玉を取っ払うことで、魚がサシエを咥えて走った時、ウキの抵抗を感じにくくして、食い込みをよくしています。
ウキ止めはウキに当たらないよう、ウキの下にしました。
この釣法で釣れなければ、もう諦めるしかありません。この全層沈め釣法では、あたりはウキでは無く、ミチイトの走りや、竿先で取ります。
僕は竿先で取る方を得意としていますので、ミチイトを少し出しては、竿先を張らず緩めずの張り加減で、ウキの沈下スピードに合わせて、ウキの方へ穂先を動かします。
そんな釣り方としていると、竿先に「ツン」とあたりが来ました。
反射的にあわせてみると、ものすごい引きです!
この不活性状態で唯一のチャンスです!全力で魚を水面に起こしにかかります!
すると、右手前の根に魚が移動します。ここは不味いと思い竿を全力で曲げますが、「ブチっ」という音とともに荷重が抜けました!勢いで尻もちをつくくらい、力を込めて竿を持ち上げていたのですが、だめでした・・・。
要は、本日2回目のバラシです(T_T)
仕掛けを上げて確認すると、ハリスがざらざらでした。完全に根で切られていましたね。
くっそ~~~~。
その後は潮の向きが変わり、風と同じ方向になったので、全層沈めが上手くいかなくなりました。その後、遠投したり、場所を変えたりして、色々やったのですが、グレには出会えませんでした(/o\)。終了直前に、塩焼きサイズのイサキを追加して、そのまま終了しました。
ちなみに、おとうふ君の方も絶不調で、ベラとスズメダイ数匹に終わったそうです。港に戻ってから、近くの漁港まで移動し、アジを釣ってそのアジをエサに、アオリイカを狙おうと試みました。ですが、アジがまったく釣れず、疲れもあったので、早めに寝てしまいました。
翌朝7時頃に起き、そのまま後片付けをして、帰路に着きました。
〇まとめ
久しぶりの四国遠征だったのですが、残念ながらグレの顔を見ることはできませんでした。悔しかったのが、2回あったバラシです。1回目は1.7号の竿で最初からやっておけばよかったです。張出しの根があったのを認識していましたが、グレ(と思われる魚)の引きを甘く見ていました。
2回目のバラシは渾身の力で引っ張ったつもりでしたが、もっと合わせた直後から、強引に浮かせにかかればよかったです。若干走られたときに、思わず糸を出してしまったことも悔やまれます。
いずれにしても、この2年ほどグレ釣りから離れていたこともありますが、磯でのグレ釣りをなめすぎていました。今シーズンまだチャンスはあると思いますので、また是非リベンジ釣行に行きたいと思います👍
前回の釣行日誌👇