加古川尻 悪条件下で47cmのチヌをふかせで釣る

釣行日:2021年11月20日 場所:加古川尻 釣法:ウキふかせ釣り

〇久々に弟子と釣りに行く

久々に弟子のようかんと、釣りに行くことになりました。

このようかん氏は、今年の3月に一緒にマダイ釣行へ行き、見事マダイを仕留めた男です。

👇マダイ釣行の過去記事

お互い日程が合わず、中々一緒に釣りに行けませんでしたが、久々にチヌ狙いで、近所の加古川尻に行きました。

〇加古川尻の場所説明

この時期加古川尻にはかなり人が多く、ふかせ師としてはつらい釣り場です。

今年(2021年)の秋は、どうやらここが、青物のホットスポットらしく、実際に僕もこの場所で多くのルアー師が、青物を釣りあげているシーンを目撃しています。

その熱気は未だに強く、10月頃の最盛期ほどではありませんが、朝まずめの時間はルアー師の方で、ごった返しています。

自分の右側👇

自分の左側👇

場所を説明しますと、この場所は加古川沿いに、延々と沖まで伸びている堤防です。駐車スペースから、延々と荷物を引きずって、歩き続ける必要があります。

僕はこの場所に行く場合は、近所ですし、自転車で行っています。道具も載せていけるし、歩くより早く先端の方へ移動できます。

今回は、いつもの先端付近のテトラ帯ではなく、その少し手前の足場のよい波止場に陣取りました。ただこの判断が、この後の苦戦につながるとは、そのときは思ってもいませんでした。

〇二枚潮について

この日午前中の釣り中ずっと、上げ潮でした。また、北からの強めの風が終止拭いていました。

そのため、上潮だけが滑るように流れるという、ふかせ釣りとしては、最も釣れない(マキエと同調させ難い)厄介な二枚潮でした。この場所は河口のため、川の水の流れがあります。上げ潮になると、海の水が川を遡る方向に流れようとします。

そのため無風の時は、潮が止まるか、若干川の上流側へ潮が流れるような感じになります。

ただ、この日の様に北からの風(川→海側)が吹くと、表層の潮だけ風で流されて、強烈な二枚潮になってしまいます。

2枚潮になると、浮きだけが風(表層の潮)に流されてしまい、マキエが効いているポイントから、どんどん離れて行ってしまいます。

今回は、この悪条件を何とかしようと、悪戦苦闘する釣りになり

〇釣果

朝の8時前から12時半まで、4時間頑張りましたが、数は釣れませんでした。

上記のように、強烈な二枚潮のためです。ネチネチと色々試行錯誤し続けたところ、最後の最後に47cmのチヌをゲットできました!

まあ、今回はボウズだろうなと、途中からあきらめていたので、めちゃくちゃ嬉しかったですね。

〇YOUTUBE動画について

今回の釣りの様子もYOUTUBEに動画投稿しています。

👇をクリックすると見れますの、よろしければ視聴お願いします。

〇釣り状況

朝8時頃、釣り開始しました。

竿を出した場所は、テトラも入っておらず、足元から砂地のため、障害物がありません。なので、ハリス1.2号の細目設定。


DUEL(デュエル) フロロライン 1.25号 HDカーボン喰わせ50m 1.25号 クリアー H946

また、最近の水温低下による低活性も考慮し、浮きもピースマスター感度Bを使用します。

開始すると、上潮だけが風でツルツル流れていく状況が判明。

マキエを見ていても、強烈な二枚潮の入り方をしていきます。

このウキ感度は自重が軽く、またスリムなので、あたりを取るのには非常に有利です。冬場のチヌの渋いあたりも難なく取れます。


DUEL(デュエル) フカセウキ TGピースマスター 感度 B SO 自重:5.3g G1333-SO-シャイニングオレンジ 磯釣り

しかし、このような風が強い状況だと、風に飛ばされるようにして、流れてしまうため、不利になってしまします。

そのため、数投後すぐに、自重のある黒魂Switch Bにウキ変更します。

このウキはどっしりと自重があり、また表示の浮力より若干浮力が強めです。

なので、Bの重りにG4を打つといった技もできます。このどっしりしたウキなら、強烈な2枚潮でも、まだ流され難いでしょう。


キザクラ(kizakura) IDR 黒魂 Switch B オレンジ

釣り開始から1時間経った頃、状況的に絶望であることを理解します。潮が悪く、活性も低い、普通にやって釣れる状態ではありません。

そこで、以下の3つ作戦を遂行していきます。

作戦①ウキBに3Bの重りを付けて、重くする。

その状態でミチイトを引っ張り気味に操作し、無理やりマキエと同調させる

作戦②上げ潮がもっとも強くなる10~11時に勝負をかける。

作戦③11時を過ぎたら、べた際を攻める(まだ二枚潮がマシなため)

それでは作戦開始です!

まずは作戦①を試しますが、この釣り方はラインメンディングが滅茶苦茶難しい!

結局、上潮が流れ過ぎていて、ウキを支点にラインが折れ曲がるので、繊細なチヌのあたりがとれません。また、ウキもミチイトを緩めれば沈むので、あたりで沈んでいるのか、重りの重さで沈んでいるのかわかりません。

そんなこんなで四苦八苦している横で、ようかんHIT!

小ぶりな25㎝のチヌでした。時間は10時40分。がっつり良い潮の時間になっていました。

話を聞くと、ちゃんとウキにあたりが出て、合わせたら釣れたとのこと。

やはり、この時が地合いです!

・・・・・・・・・・

し・か・し、僕の方にあたりがありません。時々サシエが取られはするのですが、ウキは波間で上下しているだけです。

気が付けば、あっと言う間に11時過ぎていました。

作戦③発動です。重りを3BからBに変更。

それを、足元の壁際から1m以内に仕掛けとマキエを打ちます。それでも流されていきますが、それ以上壁から離すと、強烈な2枚潮の餌食です。

際を攻め始めてから約30分後、時刻は12時15分。

10mほどウキを流した後、回収しようとリールを巻くと、何か引っかかったのか、重さがあります。根がかりかと思い、竿をゆっくりあおると、穂先がビクンビクンとおじぎをします。

ようやく魚の反応が来ました!しかも、居食いとは(;´д`)トホホ

と思っていると、いきなり竿ごと左側に飛ばされそうな勢いで、走り出しました。慌ててリールを巻きつつ、左側へ小走りで移動します。

左横にいたようかんが、びっくりして横にとびよけます!

それにしても、やけに重量感のある魚です!何とかやり取りしながら、竿を持ち上げ水面下にその姿を拝むと、でかいチヌ!重にやり取りし、何とか浮かせてタモイン!

採寸すると47cmチヌでした!

いや~、今日は正直あきらめていたのですが、しぶとくやった甲斐がありました。大型チヌが釣れたので、ここで終了としました。

〇まとめ

この日はめちゃきつかったです。やはり、この場所でふかせをするには下げ潮の方がいいですね。上げ潮で北風だと、2枚潮確定です。でも、その中で取れた良型チヌは、なにより嬉しかったです。

夏~初秋の、ぽんぽん良型が釣れるシーズンも楽しくていいのですが、寒い時期に1匹を追いかけまわし、なんとかたどり着く1匹は格別です!

味も脂が乗ってめっちゃ旨いですし。

さて、このようにだいぶ寒いシーズンになってきました。こうなってくると、グレやマダイの顔を見に、遠征に行きたくなってきます。も

うすぐ12月、冬場も休まずふかせ釣りに行こうと思います!

それでは、今回はこの辺で・・・。

前回の釣行日誌👇



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