マダイふかせ釣り講座 #5-1マダイふかせ実釣編 マキエの工夫

いよいよこの講座も、実釣編の紹介に入っていきます。なお、この講座では、ある程度ふかせ釣りをやったことがある人が、記事を読んでくれる前提で、説明をしていきますので、よろしくお願いします。

さて今回は、本当は秘密にしておきたいのですが、マダイふかせに特化した、エサ(マキエとサシエ)のポイントを、こっそり教えちゃいます。

〇サシエとマキエはともにオキアミボイルを使用すること

オキアミは絶対にボイルの方がいいです。これは時期に関係なく、マダイを狙うなら、マキエもサシエもボイル一辺倒の方が、マダイは食ってきます。

オキアミボイル👇

マダイはそのどう猛さ故か、オキアミの姿がまんま残っていた方が、喰い気が立つようです。マキエに生オキアミを使用すると、集魚材と混ぜ合わせることで、形が崩れてしまい、バッカン内のオキアミは欠片になってしまいがちです。

また、チヌやグレは、喰い気が薄い時に、ワザとオキアミの頭を落として、尻尾だけ針に付け、喰わせやすくしたりすることがあります。ですが、マダイにはそんなお上品さは必要ありません。サシエとして針に付ける場合は、丸ごと付けてください(針も大きめでOKです)。

マダイのサシエは丸ご付ける👇

摂餌スイッチが入ったマダイは、エサに突進し、反転しながらひったくる様にエサを咥え、そのまま泳ぎ去るような、喰い方をしてきます。

マダイのエサを喰うイメージ👇

そのため、オキアミが姿のままで崩れにくく、歯ごたえがもちもちして、生より固い、ボイルの方が絶対にいいです。さらにいいますと、より大きなオキアミの方がマダイに対し、アピール力が増しますので、LとMで分けて販売されているなら、間違い無くLの方を購入しましょう。

オキアミボイルL👇

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〇お勧めの集魚材とオキアミとの比率

マダイ用の集魚材は、種類が意外と少ないのですが、別にチヌ用の集魚材でも代用可能です(もちろんマダイ専用集魚材でもOK)。

マダイ専用の集魚材

 磯マダイホワイトⅡ👇


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ポイントとしては、沈下速度が1.0~1.5m/分の物を選ぶといいでしょう。簡単に理由を言いますと、マダイはグレとチヌの中間の層で喰ってくるイメージだからです。グレみたく極端に浮いてくる訳ではありませんし、チヌの様に底にべったりという訳でもありません。そのため、上記の沈下スピードがマダイにとってちょうどいいと、筆者は考えています。

また、マダイは白系が好きなので、ホワイト系の集魚材を選択します。これらを加味した上で、筆者がマダイ用にお勧めする集魚材は、白チヌです。

白チヌ👇

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あと、ボイルオキアミと集魚の比率ですが、できればボイル:集魚材=2:1がいいです。これは、マダイは集魚の粉や麦、コーンよりもオキアミの方を、好んで食べるからです。ただ、ボイルのみだと、遠投するのにまとまらないため、つなぎとして集魚剤を半袋(1.5㎏程)入れるといった感じです(事前に家で半袋に分けて釣り場に持って行きます)。

ボイルと白チヌ(半袋)で作ったマキエ👇

ただこれだけだと、集魚材の量が少ないので、粘りが少なくて、遠投性に若干欠けます。なので、これはオプション要素が強いのですが、さらに遠投性を高めるため、筆者はダイワのアミノ×オキアミボイルまとめを1/3ほど混ぜ入れます。

ダイワ アミノ×オキアミボイル👇

おさらいしますと、1回の釣行(6~7時間)での、テルちゃんオリジナルブレンドは👇になります。

・オキアミボイルL 3㎏

・白チヌ 半袋 約1.5㎏

・アミノXオキアミボイルまとめ1/3本

これで、マキエはばっちり!マダイが釣れたも同然です!

〇遠投できるように硬めに作ること

さて、マキエを作る時の注意点を、少々説明しておきます。

マダイふかせは、遠投が必須となることは、何度も説明してきましたが、遠投させるためには水分を少なめに作るのがコツです。多少粉っ気が残る位の固さでOKです。

粉っ気の残るマキエ👇

そして、遠投に適した粘度や固さになるよう、頻繁にひしゃくたての中に入っている海水を、マキエにかけ、調整するのです。そのために、マキエを固めに作ります。ひしゃくたての中の海水が少なくなれば、都度水汲みバケツで組み直して、入れるようにしましょう。

ひしゃくホルダー内の水を入れて粘度調整👇

この粘度調整を面倒がって、最初から柔らかめに作ると、どうなるでしょうか?よく後輩が面倒臭がって、いつも柔らかめにマキエを作ろうとするので、筆者が怒るのですが、はっきり言うとマダイはあまり釣れなくなります。

そもそもマキエは固め→柔らかめは海水を混ぜることで調整できるのですが、柔らかめ→固めの調整は基本不可能です。夏場なら暑いので、時間を置けば自然にマキエの水分が蒸発して飛ぶので、可能と言えば可能です。しかし、それでもかなり時間がかかる上、自分の思う固さ・粘度が撒く時々で調整が出来ません。

固め⇔柔らかめの調整イメージ図👇

ではなぜ、柔らかめのマキエは問題なのでしょうか?それは、遠投が出来ないことです。つまり、近場のポイントしか攻略できず、エサ取りや外道ばかりを釣って、本命のマダイのヒット率が低下することが問題、と言った方が正しいでしょう。

足元のエサ取り達👇

確かに近いポイントでも、マダイが釣れる場面はあります。しかし、回遊性の魚なため、いつも足元ばかりで釣れるとは限りません。そんなときは、遠投していると、フイにHITすることが多い魚です。

近場のポイントと遠投と交互に攻めること👇

つまり、足元でも遠投でもどちらでもマキエを打つことが出来るように、マキエの固さを準備、調整する意識を持つことが大事なのです。そこに手間を惜しんでは、マダイには出会えません。

〇まとめ

今回のマダイふかせ実釣編は、マキエについて色々説明をしました。マキエ配合や、マキエ硬さについて、筆者独特の考え方を説明をさせてもらいました。

もちろん、筆者の経験論をベースにした考え方を語っているだけですので、こうしないとマダイが釣れない、という訳ではありません(合わなければ、別の方法を試してみてください)。

ただ、少しでも上で紹介した方法が、参考になったり、合うのであれば、大変うれしく思います。

筆者のマキエ👇

さて、次回以降は釣りの内容(仕掛けの流し方や、やり取り)についての記事を上げて行きますので、楽しみにしておいてください。

それでは、今回はこの辺で・・・。

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