コブダイのさばき方 丸ごと煮付け編

調理日:2023年5月28日 食材:コブダイ

〇釣って来たコブダイを煮付けに

この日の午前中に釣って来たコブダイを1匹丸々煮付けに調理していきます。ちなみに、釣りの様子が気になる方は、下のリンク記事を参照願います。

久々!フカセでコブ!チヌ!連打!👇

〇コブダイは臭い?

コブダイは臭いと良く言われ、釣り人でも食用対象になりにくい魚です。ですが、きちんと臭み抜きの調理手順を踏めば、

これほど美味しい魚は無い

と言っていいくらいの魚です。

コブダイ👇

コブダイの臭みは、そもそも、そのヌメリにあります。このヌメリは熱湯をかけて凝固させ、包丁で丁寧にこそぎ取ると、だいぶましになります。

処置後のコブダイ👇

ベラ科の魚なので、その身は非常にあっさり、淡泊な味わいです。そのため、刺身や塩焼きでは、淡泊過ぎ、若干物足りなさを感じたりします。

逆に淡泊な分、味が染みやすく、加熱系の料理(しゃぶしゃぶ、煮付け)など、調味料の味が染みやすい調理法がおすすめです。

過去にしゃぶしゃぶの調理方法も紹介しているので、気になる方は下記リンクを参照してください。

ただ稀に、身の方も臭みが残る個体もいますが、煮付けだと完全に臭みが取れるので、コブダイとの相性は◎(二重まる)な調理法なのです。

コブダイ煮付け👇

〇熱湯かけで臭み取り

うろこを取った後、熱湯を浴びせ、表面のぬめりを凝固させます。

熱湯かけ👇

熱湯をかけたら、直後に冷水をかけます(夏場なら氷水に浸すのもありです)。

※どのみち煮付けで加熱するので、ある程度身に熱が入っても構いません。

冷水をかける👇

丁寧に凝固したヌメリを、包丁でこそぎ落します。

包丁でヌメリを取る👇

下処理が終わったら、エラと内臓を取り出し、血合いを歯ブラシなどで磨き落とします。

内臓取り👇

血合い取り👇

〇三枚おろし

今回は1匹丸々煮付けにするのですが、3枚に卸し、アラと身と分けておきます。こうしておくと、骨が苦手なお子さんや客人には身の部分を出し、自分はアラの部分を食べるといったような、選択が可能です。

三枚おろし👇

身の部分の骨が気になる方は、腹骨、中骨を取り除いておいてもOKです(今回は付けたまま煮付けました)。

また、今回のコブダイは40㎝の大きさだったので、食べやすい大きさに切るため、半身をさらに半分にカットしてます。

半身をさらに半分カット👇

アラの部分ですが、背骨は食べやすい大きさに、頭は半分に割っておきます。

背骨は半分にカット(さすがに尻尾は捨てます)👇

頭は割って置く👇

ちなみに、鍋の中で邪魔になるヒレは、ハサミで切っておくといいでしょう。

〇煮付け

鍋に水、みりん、酒、砂糖、しょうゆ、ショウガと、切って置いた魚を入れます。

※調味料の比率は他のサイトで確認してください☺

賑わう鍋の中👇

アルミホイルなどで中蓋をしてから、蓋をし、中火(泡が中蓋を少し持ち上げる程度の火加減)でコトコト煮ます。

調理中の煮付け👇

最初は20分程煮たら、火を切って置いておきます。少し冷めたら、10分程また火をかけて冷まします。この工程を2~3回繰り返すと、早く身に煮付けのたれが染み込み、美味しくなります。

3回加熱→冷却を繰り返した状態の煮付け👇

〇完成

この日は身の部分だけ食べました(残りは後日)。

盛り付けた煮付け(身の部分)👇

煮つけた直後なので、あまり味が染み込んでいませんでしたが、それでも十分美味しかったです。

これが、2日後、3日後と日が経過すると、味が染み込み、もっと美味しくなります。

〇数日かけて食べましょう

煮付けは日数が持つ調理方法です。筆者は1日一回(夏場なら朝晩の2回)、10分程度鍋に火をかけて、腐らない様保存しています。

タッパーなどに入れて、冷蔵庫に入れて置いてもいいですが、鍋の中に置いておいても、上記のように1日1回(夏除く)の過熱して置けば、全然腐りません。

ちなみに筆者は、弁当のおかずとして会社に持って行っています。

お弁当のイメージ👇

〇まとめ

とまあ、こんな感じでコブダイの煮付けをご紹介しました。コブダイ調理のコツは、なんといっても下処理でのヌメリ取りに限ると思います。

この臭み取りさえしておけば、刺身でも食べれる魚です。また、味が淡泊な魚なため、濃い味付けの料理が合い、今回紹介した煮付け以外にも、バターソテーやコブ〆めといった料理もいいかもしれません。

今度、筆者も試して行こうと思います

それでは今回はこの辺で・・・。

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