5/8 チヌ・セイゴ調理日誌

午前中釣ってきたキビレチヌとセイゴ(シーバス君)を捌いていきます。久々の40㎝オーバーの魚2匹の調理なので、腕が鳴ります。キビレはチヌの近縁種です。チヌは僕にとっては食べなれた魚のため、非常に美味に感じますが、キビレはどうでしょうか?キビレはチヌより、汽水域を好む魚のため、河口で見かけることが多い魚です(シーバス君も同様なイメージです)。そのため、塩分濃度の低いところで生活しており、若干匂いがあるかもしれません。うろこ取り、ぬめり取りの下処理は念入りにして、体表面の臭みを徹底的に除去し、あぶり刺身でいただくか、通常の刺身でいただくか判断します。

では下処理から、うろこを取ります。


がまかつ(Gamakatsu) 鱗取り うろこ取り GM-1314

うろこを荒取りしたら、包丁で残ったうろこを落とし、かつ表面ぬめりを包丁でしごき取っていきます。

下処理終わりました。かなり包丁でしごいたため、白くなってしまいました。

次にエラと内臓を出します。ちなみに卵や白子は入っていませんでした。キビレは産卵後で痩せているからでしょうか、内臓脂肪もシーバス君の方が多い気がします。

血合いに切れ込みいれて、歯ブラシでこすり落としていきます。

水道水できれいに洗ったら、余分な水気をクッキングシートで取り除きます。

3枚におろしていきます。今回は晩酌のつまみの量が多そうです(^^♪

(左シーバス君 右キビレ)

では、包丁を柳刃に持ち替えて、腹骨をすき落とします(写真はシーバス君)。

落とせました。

中骨を取り除きます。

これをシーバス君のもう半身とキビレに半身×2行います。

サクができました。ここで思案のしどころです。シーバス君はあぶり刺しうまいのでしょうか?あぶりする場合、僕は皮を残して、皮面を炙って身の方は生にしています。キビレ君もチヌより皮が泥臭いかもしれません。だったら皮を引いて、通常の刺身でいただくべきなのでしょうか。。。とまあ色々思案した結果、あぶり刺し:シーバスサク1つ、キビレサク3つ、刺身:シーバスサク3つ、キビレサク1つと、分け分けして両方試してみることにしました。というわけで、あぶり刺し分を氷水に漬け込みます。

あぶり刺し分を冷やしている間に、刺身分の皮を引いていきます。

あぶり刺しのサクを氷水から取り出し、クッキングシートで水気を取ります。

皮目を炙っていきます。

できました。

これを冷凍庫に5分程度放り込んでおきます。

あぶり刺しと、通常の刺身のサクが完成しました。盛り付けていきます。

できました。さらにアラも調理していきます。背骨は焼いて出汁用にします。これはまた後日使うので、冷凍保存しておきます。

頭とカマを酒蒸しにしていきます。酒蒸しは匂いがある魚の料理に合っており、いい具合に匂いが消えます。また、お酒と塩をいれてコトコト蒸すだけなので、非常に簡単です。では作っていきましょう。フライパンにお酒を少し入れます(魚となべ底の焦げ付きを防ぐため)。

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次に魚を入れます。

塩をします

さらにお酒をフライパンの底から1㎝くらい入れて、蓋をし、一度に立たせたのち、弱火にしてコトコト蒸し煮込みします。その間に、釣り道具の後片づけと清掃をしときます。酒蒸しが完成したら、今夜の晩酌開始です。

キビレ君のあぶり刺しですが、絶品でした。もう少し油が乗っていたらと思いましたが、それでも桁違いのうまさです。産卵後の低調期を過ぎ、夏になれば、油の乗ったもっと旨いチヌを頂けると思います。シーバス君はあぶりより刺身の方がいいですね。あぶりでは皮の歯切れが悪いためか、食感があまりよくなく、身も火を通すと若干のパサつきを感じました。ただ、刺身の方も若干匂いがありましたね。味について、キビレ君の完全勝利かと思います。まあ、そんなこんなで、2皿分の刺身とあぶり刺しをべろりと頂きました(少し多かったですけど)。久しぶりに口いっぱいに刺身をほおばりながら、飲むビールは格別でした。また、大漁だといいのですけど。。。と思いながら、休日を満喫した僕でした。

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