〇チヌふかせ釣りの実際の釣り場での実釣方法の基礎説明
防波堤などの釣り場に行き、実際にチヌふかせ釣りをするに当たり、準備→実釣→魚の活かし方→魚の〆め方→後片づけといった、作業を工程ごとに紹介していくシリーズです。
全般的な記事は下記リンク参照願います。
また、釣り場での作業工程ごとに、下記リンクの記事を作成しています。
※クリックすると、各記事に飛びます
・釣り場での準備 |
・実釣基礎編(実際にチヌを釣る方法)前編 |
・実釣基礎編(実際にチヌを釣る方法)後編 |
・釣った魚の活かし方 |
・魚の〆め方 |
・釣り後の後片づけ👈今回の記事 |
〇後片付け
今回のテーマは「後片付け」となります。後片付けは当然ながら、持ってきた道具を片付けて持った来た状態に再度パッキングする作業です。
ただ、ふかせ釣りの後片付けは、それだけでは無く、自分が出した集魚材の袋などのごみの回収や、釣り場に飛び散ったマキエの清掃、バッカン洗浄などの多少面倒な作業があります。
という訳で、これらの作業について説明していきます。
〇道具の片付け
まずは自分の道具を片づけていきます。この作業は準備の逆手順なので、わかりやすいと思います。また、準備と違って道具を片づける順番に指定はありませんので、下の説明順でなくても大丈夫です。それでは説明していきます。
- タックルの片付け
まずはタックルを片付けていきます。仕掛け(ハリス+針)をミチイトとの連結部分を切って、ゴミ袋へ入れます。間違っても釣り場に捨て残さないように。
次にサルカン、潮受け、ウキをミチイトから取り外し、フローティングベストの各収納場所へ戻します。
リールを巻いてミチイトをスプールに巻取り、糸の端をストッパーに止めます。
竿からリールを取り外し、リールは道具入れ用の小バッカンに片付けます。リール袋が付いているなら、袋に入れて収納します。
竿を畳んでいきます。畳むとき竿を布で軽く拭きながらしまうと、臭いやべたつきが抑えられます。
竿の先端部の収納については注意です。先端部のガイドを叩く様に外すそうとすると、竿先が折れてしまいます。なので、下側のガイドを押し上げるようにして、ガイドを外しましょう。
ガイド通しが付いている竿キャップは、全てのガイドを通してから、ゴムバンドを締めます。なお、ガイド通しはゴムバンドで巻かないようにしましょう(折れてしまうため)。
後は、竿袋(あれば)に入れて、竿ケースに直します。
- タモとひしゃくの片付け
次にタモも片付けていきます。タモの柄から枠を取り外します。
タモ枠はタモ枠ケースがあれば、それに直します。
なお魚をすくうと、タモ網が魚臭くなるので、釣行何回かに1回は家で石鹸などを使って、洗った方が良いでしょう。
ひしゃくは軽くフィッシングタオルで拭いてから、竿ケースに収納します。
- バッカンとひしゃくホルダーの洗浄
バッカンとひしゃくホルダーはマキエがこびりついているので、軽く洗う必要があります(そのまま車に持ち込むと臭いため)。
まず、水汲みバケツで2~3杯海水を汲んで、バッカンに入れます。
ひしゃくホルダーをバッカンに入れ、軽く手洗いします。また、ホルダーの中に海水を入れ、手で蓋をしながらシャカシャカ振れば、中の方のマキエかすも綺麗に取り除けます。
ひしゃくホルダーは横に置いて置き、次にバッカンの内壁と底を洗っていくのですが、この時アルミスポンジなどを持っていると、簡単に洗浄ができ便利です。
洗い終えたら一度海水を入れ、マキエかすをすすいでから、海水を海に流します。
これで、魚を〆める準備が出来ました。もし、魚を釣っていたら、前回の記事で紹介した活〆めをこのタイミングで行います(👇前回の記事リンク)。
もし、ボウズなら、フィッシングタオルでひしゃくホルダーとバッカンの余分な水気を拭き取ったら、洗浄終了です。
バッカンの中に道具入れ用の小バッカンを入れ、まとめておきます。
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- 釣り場の清掃
次に、飛び散ったマキエを海水で洗い流していきます。
この作業をせずに帰る釣り人もいますが、ふかせ師としてもマナー違反です。特に夏場などは、マキエが腐って釣り場が臭くなってしまいます。波止でも、テトラでも、磯でも最低限のマナーですので、この作業は必ずやって帰る様に心掛けましょう。
マキエが飛び散った跡👇
やり方は簡単で、水汲みバケツで海水を汲み、マキエが落ちている箇所を洗い流してやるだけです。
- その他の片付け
ゴミ袋をくくって、クーラーに入れますが、この時釣り座近くのゴミ(自分のでは無くても)も拾っておくと、釣り場が綺麗になってより一層気持ち良いです。ゴミを出さないは当然ですが、他人が残したごみもできるだけ回収するよう心がけましょう(ちなみに僕はそうしています)。
最後に水汲みバケツをクーラーに収納します。
これで片づけ終了です。お疲れさまでした。
〇まとめ
後片付けについて、こまごました記事を書きました。まあ、準備の時ほど難しい内容ではなかったと思います。
ただ、やっぱり釣り場の洗い流し作業と、ゴミの回収、この2点については、何とか継続してやっていって欲しいと思います。
特にごみ問題が原因で、釣り禁止される波止場や漁港が増えています。マナーを守って、楽しい釣りの時間を過ごしてください。
さて、ふかせ釣り一連の作業説明は、今回で概ね紹介し終えたと思います。
今後についてですが、今までの初心者講座では触れなかった、もう少し深めのテクニカルな内容や、補足内容を紹介して行こうと考えていますので、ご期待ください。
それでは、今回はこの辺で…。
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