〇加古川尻の特徴
兵庫県加古川市と高砂市の境を流れる加古川。その加古川の東側に、川に沿って約2km沖まで伸びている防波堤が加古川尻です。ここまで、長細く沖まで伸び、なおかつ歩いて行ける地堤防は、播州界隈では珍しいといえます。
加古川尻の全体地図👇
より沖合まで行くことができるため、釣れる魚種も非常に多く、アジ、サバ、イワシといったサビキ対象魚から、メバル、ガシラ、シーバス、時にヒラメも釣れることがあります。そして秋の青物シーズンでは、ルアー師でごった返す程、人気の釣り場です。
当然チヌの魚影も濃く、筆者も足しげく通っている釣り場の1つです。好調なときは、40cmオーバーのチヌが、10匹以上釣れるような場所です。
加古川尻でチヌ爆釣した時の写真👇
〇キャリーカートや自転車があると移動が楽
加古川尻は、非常に長い堤防です。そのため、駐車スペースの松風公園から、最先端までは約4kmもあり、重い荷物を抱えて行くとなると、かなり大変です。
駐車スペースからの経路👇
そのため、自転車があると、移動が非常に楽です(途中階段があるので、その個所は自転車を抱えて登り降りが必要)。
最低でも荷物を載せて運べる、キャリーカートは必須アイテムとなります。
キャリーカート👇
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〇根本付近はサビキポイント
加古川尻の根本付近は、外側(西側)が高い壁になっており、内向きでしか釣りが出来ません。途中からこの壁は無くなるのですが、意外に西風を遮ってくれるというメリットもあります。
根本付近の地図👇
根本付近は、サビキが有効で、アジ、サバ、イワシが高確率で狙える場所です。それもそのはずで、正面に見える某製鋼メーカーの灯りが、煌々と照らしているので、夜サビキでもアジを狙うことが出来きます(特に停泊中の船のすぐそばが狙い目)。
サビキポイント写真👇
〇真ん中は足場が良い
加古川尻の真ん中付近では、壁も無く、沖向き、内向きともに、足場はフラットな堤防形状になっています。
真ん中付近の地図👇
特に沖向きでは、水深が浅く(約2ヒロ 3m)、チヌを狙うならふかせが有利です。一方、内向きは水深がある(約5ヒロ 7.5m)ので紀州(だんご)釣りが有効です。
真ん中付近の写真👇
ルアーで青物狙いなら、沖向きが一見よさそうですが、10~11月のハイシーズンでは、ベイト(イワシ、アジ、サヨリなど)が湾内にも数多く入り込んでくるので、内向きでも十分狙うことが出来ます。
〇先端付近のテトラ帯
最先端から約400mは、沖向きがテトラ帯になっています。このテトラ帯は加古川尻全体を見て、一番魚影が濃い場所です。ちなみに筆者がふかせでチヌをいつも狙う場所がこのテトラ帯になります。
先端付近のテトラ帯地図👇
内側はフラットな足場の防波堤なのですが、足場が高く海面から約5mある上、幅がかなり狭いです。どちらかというと、狭い通路です。この内側向きで釣りをする場合は、足場が狭いので、落水には十分気を付けたいところです。
内側の通路写真👇
一方、沖向きのテトラ帯ですが、急な積み方になっています。一番低いテトラまで降りるときは、若干ロッククライミングみたいになります。
テトラ帯(上から見た写真)👇
テトラ帯(低い所から見た写真)👇
テトラ帯は勾配が急なので、滑って転ぶと転落し、大けがをする危険があります。磯靴やトレッキングシューズなどを履いて、滑らない様注意したいところです。また、テトラの上での釣りになりますので、足場が悪いです。当たり前ですが、落水しても浮くよう、ライジャケ、フローティングベストの着用を忘れずに。
筆者釣り装備紹介👇
〇最先端
最先端は、畳2枚分ほどの、フラットなスペースがあります。足場が良い上、360°狙えるオープンスペースなので、一番駐車スペースから遠い場所ながら、常に人が入っている人気のスポットです。
どこの釣り場でもそうなのですが、先端は人気の場所ですね。そのため、場所取りなどでトラブル起こりやすい場所です。譲り合いの精神を常に持って、変なトラブルを起こさない、また起こされない様配慮したいところです。
最先端部の地図👇
〇まとめ
今回は、加古川、高砂地域で一番の人気(と言っても過言ではないでしょう)スポット、加古川尻の釣り場紹介をさせていただきました。
ここは駐車スペースからかなり遠いにも関わらず、常に釣り人が入っている、人気スポットです。それもそのはずで、魚影がすこぶる濃いことが、人気の証拠なのでしょう。
釣り人が多いということは、トラブルが付きまといます。上記しましたが、譲り合いの精神をもって、釣り人同士楽しく釣りをしたいところです。
それでは、今回はこの辺で・・・。