初心者のためのウキサビキ釣り講座 #6 ウキサビキ サミングの仕方

前回では、ウキサビキ釣りでの仕掛けの投げ方についての記事を掲載しました。

初心者のためのウキサビキ釣り講座 #5 ウキサビキ仕掛けの投げ方

ウキサビキで投げると、必ずと言っていいほど、何投に一回はサビキ仕掛けが絡まります。それを少しでも緩和するテクニックとしてサミングがあります。今回はサビキ仕掛けが絡まる原因と、サミングを使うことによって、絡まりを防ぐメカニズムを説明していきます。

〇サビキ仕掛けが絡まる着水姿勢

そもそもなぜサビキ仕掛けが絡まるのかですが、ずばり着水するときの姿勢にあります。結論から言うと、サビキ仕掛けがまっすぐ一直線になっていれば、絡まらないのです。例えば、足元でサビキ(ウキ有無関係なく)をするとあまり絡みません。これは下の絵のように、カゴから順に沈んで行き、サビキはまっすぐになっているからです。

ところが、遠投する場合(ちょい投げ含む)、着水するときの仕掛けの姿勢が狂う時があります。下の絵のように着水時にウキの上にカゴがあるような場合や、カゴがウキより後ろ(自分側)にある時は、着水後にサビキが一直線にならず、輪っかを作ってしまいます。こうなると、絡んでしまいます。

〇どうすればいいか

では、上の絵のようになってしまった時どうすればいいかですが、着水する前にブレーキをかけてやれば、カゴが先行する形に戻ります。

〇サミングとは

サミングとは、この急ブレーキのことを言います。糸は自分の手元のリールから送られているので、手元のリールから出る糸の送りを止めてあげれば、急ブレーキがかかります。簡単に言うとこれがサミングです。

〇サミングの方法

前置きがかなり長くなってしまいましたが、絡むメカニズムと急ブレーキによる仕掛けが輪っかになる回避方法がわかってもらえたと思います。

では、実際ウキサビキで遠投している最中、思いのままサミングで急ブレーキをかける方法ですが、リールのスプールを、竿を握っている手の中指で押さえます(スピニングリールの場合)。

つまり、投げて空中に仕掛けが飛んでいる中、とっさに絡みそうな仕掛けの姿勢に気が付き、中指をスプールに当てて、ブレーキをかける。この一連の動作をサミングと言います。

この動作をいきなりするのは非常に難しいと思います。先のウキサビキの投げ方もそうですが、このサミングも反復練習が必要になります。

意識としては、いつでもサミングができるように中指をスプールの近くに置いておくことがコツになります。

ちなみにですが、竿の持ち方は中指と薬指の間にリールが来るように持ちます。中学生以上の方なら、この持ち方をすれば、中指がスプールに届くはずです。

〇簡単な両手サミングの方法

初心者の方の場合、上記のサミングは難しいかもしれません。また、小さなお子さんでは、中指がスプールに届かないと思います。そこで、簡単な方法として、反対の手でサミングをしてもいいです。

仕掛けを投げて、着水するまでに、竿を持っている手と反対の手で、スプールを抑えます。反対の手はフリーですので、スプールに手を持って行けば、どの指でもサミングできます。

ただ、とっさには難しいので、いつでもサミングができるように、意識しておく必要があります。

〇まとめ

ウキサビキ釣りで投げ(ちょい投げ、遠投)をすると、どうしても仕掛けが絡むトラブルが頻発します。それを避けるため、サミングの方法を紹介しました。これをするだけで、仕掛けが絡むトラブルが減ると思います。ぜひ一度試してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA