〇チヌふかせ釣りに必要な道具の紹介
チヌふかせ釣りを始めるに当たり、初心者の方がどういった道具が必要か、道具を1つずつ紹介していくシリーズです。
全般的な道具紹介は下記リンク参照願います。
初心者のためのチヌふかせ釣り講座 #2 チヌふかせ釣りに必要な道具
今回は下記5つの分類の内、装備関係の道具について紹介していきます。
・エサ(マキエとサシエ)関連の道具 |
・ウキ釣りに必要な仕掛け(ウキ、ハリス、釣り針など) |
・タックル(竿&リール) |
・装備関係(フローティングベスト、磯靴など) |
・その他(魚を扱う関係の道具 クーラーなど)👈今回の記事 さらに、これら道具の最終的なパッキング方法を下の記事で紹介しています👇 ・ふかせ釣りに必要な道具のパッキング方法 |
〇その他(魚を扱う関係の道具 クーラーなど)
今回は魚を扱う関係の道具を紹介します。
魚を扱うといっても、竿でもタモでも魚を扱っているではないかとツッコミを頂きそうなので、説明しておきます。紹介するのは魚を〆る関係の道具とクーラーボックスです。
下表は今回紹介する釣り道具です。
〇その他(魚を扱う関係の道具) | 必要度 | 備考 |
・ストリンガー | △ | |
・クーラーボックス | ◎ | |
・脳天締めピック | × | 活〆になれてからで良い |
・血抜き用ナイフ | 〇 | |
・神経締め棒 | × | 活〆になれてからで良い |
〇各道具の紹介
・ストリンガー 必要度:△
ストリンガーとは何かというと、下の写真で魚の口を通している金属の輪っかです。
これを釣った魚の口に取り付けて、海中で泳がせておきます。ストリンガーはロープが付いていて、ロープの端をクーラーなどに括り付けて置くと、生簀状態で魚が弱りません。
これが有ると、釣った都度魚を活〆めしなくて良く、釣れすぎた場合は最後に持ち帰る分以外をリリースできます。
ただし、弱ってしまった、または泳がせている内に死んでしまった魚は、供養も含め、持ち帰って美味しく頂きましょう。
ただ、磯でストリンガーはアウトです。昔、磯で釣った魚をストリンガーでつないで泳がせて置いたら、サメにやられたことがあります。
値段はまあまあお手頃ですが、ふかせを始めてすぐの頃は、5匹も6匹も1回の釣行で釣れることは無いでしょうから、このアイテムはぼちぼちと買い揃えれば良いと思います。
ベルモント(Belmont) ストリンガー100ロープ付セット5pcs MP094
・クーラーボックス 必要度:◎
さて、クーラーボックスの説明は不要だと思いますが、あえてすると釣った魚を持ち帰るのに必要なアイテムになります。
クーラーは釣り場に行くときは、マキエ用のオキアミと飲料水、食料、保冷用の氷か凍らせたペットボトルなどの保冷剤を入れていきます。こうすることで、夏でも冷たい飲料水が飲めますし、食料も腐りません。
で、帰りは釣った魚を入れます。これがメインで、特に夏場などは釣った魚の腐敗防止の意味も兼ねています。
ただその他にも、ごみを入れた袋、汚れて臭くなった道具などをクーラーに押し込んでしまいます。
すると臭いも漏れてきませんので、帰りの車中でも臭いを気にせず運転ができます。
こういった理由から、ボウズであってもクーラーは必要です。
ではどういったクーラーが良いかですが、正直最初は保冷力が無い、2000~3000円のホームセンターに売っているようなクーラーでいいと思います。
40㎝のチヌが入るような内寸の物を選びましょう。
キャプテンスタッグ シエロクーラーボックス25(ブルー) M-8177
当然釣り用の値段が高いものは、頑丈さと保冷力が良く3日間でも氷が溶け切らない様な、保冷持続力があります。ですが、それは後々購入していきましょう。
〇活〆について
活〆について簡単に説明しておきます。活〆めは以下の3工程でなっています。
脳をピックで刺し脳死させる→神経締め棒で脊椎の神経を壊す→エラを切って血抜きする
この活〆めをしておくと、魚が大変美味しくなります。またの機会に、活〆めの仕方の記事をUPしようと思います。
ただ、今回は初心者向けの記事なので、簡単な活〆めだけ紹介しておきます。
最初の内は脳死と血抜きだけはしておきましょう。
そうなると、ナイフだけで事足ります。
以下の紹介文で一応脳天締めピックと神経締め棒も紹介しておきますが、これは後々揃えればOKです。
・脳天締めピック 必要度:×
釣った魚を脳天〆めする際に使用する道具です。
ピックを魚の脳がある部分に突き刺して、脳死(昇天)させる作業です。
かわいそうに聞こえさるかも知れませんが、〆る時は最初にこれをやってください。
時々、脳天締めをせずに、血抜きをしている方を見ますが、それこそ魚がかわいそうです。
ちゃんと殺して意識を断ってやってから、血抜きをしてあげてください。
ダイワ(Daiwa) フィッシング ナイフ フィッシュピック85 327664 (ネイビー/イエローの色は選べません)
・血抜き用ナイフ 必要度:〇
ナイフは必須です。魚を〆る時以外にも、ロープを切ったり、エサ袋の梱包を切って開けたりと緊急時の使用にも使えます。
あるいは、釣った魚をその場でさばく時にも使えます←これする人は相当釣りバカです(笑)
メインは血抜きと、内臓、エラを釣り場で出すときなどに使います。
ピックが無い場合はナイフで脳天締めでも使えます。
使う頻度が多いナイフ。これは必ず持っておきたい道具の一つです。
シマノ(SHIMANO) フィッシングナイフ スライドナイフ CT-911R ブラック
なお、エラに切り込みを入れたら、バッカンの中に海水を入れ、エラを持ちながら、振ります。
こうすると、血がどんどん出ていきます。
エラの色が白っぽくなってくるまで、首を振ります(サイズに寄りますが1~2分位)。
そうすると、綺麗に血が抜け、美味しい刺身が食べられます。
・神経締め棒 必要度:×
神経〆めとは何ぞや?になると思います。
簡単に言うと、脊椎を走るメインの神経を壊すことで、脳死→体死のスピードを遅らせる処置のことです。
脳が死ぬと、神経を通して体(身)も死んでいきます。そして起きるのが死後硬直です。
ところが、神経〆めをして、適切な保冷処置をしておくと、魚は死後硬直しません。
その身はまるで生きていた時のように、ぷりぷり&もちもちとした食感になり、旨さUPします。
と言葉で説明するとこんな感じですが、この神経抜きも難しいので、詳細はまた別の記事で紹介します。
最初の内は、ここまでしなくていいので、神経締め棒も不要ですが、一応こんなものということで紹介しておきます👇