初心者のためのチヌふかせ釣り講座 #2ー2 チヌふかせ釣りに必要なエサ関連の道具紹介

〇チヌふかせ釣り必要な道具の紹介

チヌふかせ釣りを始めるに当たり、初心者の方がどういった道具が必要か、道具を1つずつ紹介していくシリーズです。

全般的な道具紹介は下記リンク参照願います。

初心者のためのチヌふかせ釣り講座 #2ー1 チヌふかせ釣りに必要な道具紹介 全般編

今回は下記5つの分類の内、エサ関連の道具について紹介していきます。

エサ(マキエとサシエ)関連の道具 👈今回の記事
ウキ釣りに必要な仕掛け(ウキ、ハリス、釣り針など)
タックル(竿&リール)
装備関係(フローティングベスト、磯靴など)
・その他(魚を扱う関係の道具 クーラーなど)

さらに、これら道具の最終的なパッキング方法を下の記事で紹介しています👇
ふかせ釣りに必要な道具のパッキング方法

〇紹介する道具の全体イメージ

全体像をつかみやすいように、僕が釣りしている状態の、エサ関連道具の写真を掲示しておきます。

〇道具一覧表

今回紹介する道具は下の表のようになります。

エサ(マキエとサシエ)関連必要度備考
・生オキアミブロック3㎏釣りに行く都度必要
・集魚材1袋釣りに行く都度必要
・サシエ用オキアミマキエ用から採取
・サシエ用コーンやネリエ有ると釣れる確率UP!?
・水汲みバケツ 
・バッカン 
・ひしゃく 
・ひしゃくホルダー 
・サシエ箱 
・マゼラー×手で混ぜればいいので不要

◎:絶対必要 〇:必要 △:無くても有っても良い ×:ゆくゆく購入したい

〇各道具の紹介

・生オキアミブロック3㎏ 必要度:◎

ふかせ釣りをする都度必要です。生オキアミ3㎏+チヌ用集魚剤3~3.5㎏1袋でなら、撒き方にもよりますが、僕の場合6~8時間の分量です。

ふかせ初心者の方は、多く撒いてしまいがちなので、時間少ない目に見て置いた方がいいでしょう。その内、釣りをする時間に合わせて、分量を調整できるようになっていきます。

オキアミは基本3㎏のブロック単位で、釣具屋さんなどで販売されています。

生とボイルとがありますが、最初の内は生オキアミをメインに使用していきましょう。なぜなら、ボイルは夏場やエサ取りが多い場所などで使用したりしますが、生よりくせがある上、少し高額なためです。

オキアミは前日までに購入して置き、冷凍庫などで保管。釣り当日には解凍されているように、前日か前々日に冷凍庫からを出しておきます。

季節によって解凍にかかる期間が異なるので、注意です。夏なら前夜から、冬場なら2日前から冷凍庫から出して置きます。

・集魚材 必要度:◎

集魚材はかなりの種類が出ており、それぞれ沈下スピードだったり、粘り気だったりと、特性が異なります。

それぞれの集魚材を使い分けるには、結局色々使ってみて、集魚材ごとの特性を体験していくしかありません。

その中で、お勧めがマルキューさんの湾チヌスペシャルです。

この集魚材は粒子が細かく、練ると粘り気が出るため、遠投性が良くなります。また、黄色い麦がアクセントで入っているので、サシエをコーンや黄色ネリエすると、食いつきが良くなります。


マルキュー(MARUKYU) 湾チヌスペシャル

ただ、10m以上の深い場所では、沈下スピードが足りないので、別の沈下スピードが速い(重たい)集魚材を選んだ方がいいです。

・サシエ用オキアミ 必要度:△

サシエとは釣り針に付けるエサのことです。

サシエはチヌの場合、オキアミ、ネリエ、コーンなど複数のエサをローテーションして使用すると、釣果UPにつながります。

サシエ用に加工オキアミが販売されていますが、毎回買うと高くつくので、マキエ用のオキアミから取ると安上がりです。


マルキュー(MARUKYU) くわせオキアミ スーパーハード (Lサイズ)

・サシエ用コーンとネリエ 必要度:△

エサのローテーションはチヌ狙いでは基本戦法なのですが、なかなか色々なエサを持って行くのは、高コストですし、手間です。最初の内はオキアミだけでもOKですが、できればネリエだけは一緒に持って行くようにして欲しいです。

ネリエは釣具屋さんなどで購入する必要があります。

夏の暑い時期はマルキューさんの高集魚レッドがおすすめです。その他の色のネリエは気温が高いと、柔らかくなり過ぎるので、触るとネチョネチョと指についてしまうからです。


マルキュー(MARUKYU) 高集魚レッド 冷凍つりエサ

一方、気温が下がった秋、冬の釣りでは食い渋りイエローが力を発揮します。柔らかいので、チヌが口に含んだ時、吐き出さず食い込みがいいです。

また、黄色のエサにチヌは極端に反応します。オキアミと高集魚レッド中心で攻めていてもあたりが一向に無い中、黄色のネリエに変えたとたん、急にあたりがでるという経験が何度もあります。


マルキュー(MARUKYU) 食い渋りイエロー 釣りえさ用冷凍ダンゴ商品 約100g

コーンはエサ取りが多すぎる時などに使用しています。コーン自体はスーパーやコンビニで売っている、食品用缶詰を僕は使っています。タッパーに入れ冷凍庫に入れて置き、釣りに行く度に必要量を取って持って行きます。

・水汲みバケツ 必要度:◎

海水を汲むためのバケツです。海水はマキエを作る時、釣り後バッカンを洗う時、魚を血抜きする時など、使う頻度が高いので、必ず必要なアイテムです。

これも使いやすさや値段を見るとピンキリですが、ソフトビニール材質の一番安いもので十分使用可です。


プロマリン(PRO MARINE) EVA反転バケツ丸(ロープ付) 21cm 色ランダム AEC020-21 スカイブルー・オレンジ・グリーン

・バッカン 必要度:◎

バッカンもマキエを入れておくため必須アイテムになります。最初の内は、安いソフトバッカンでOKです。


プロマリン(PRO MARINE) EVAフタ付バッカン 40cm 色ランダム AEG201-40 ブラック・ホワイト・ブルー

ただ、ソフトバッカンは柔らかい素材でできているので、しわが付いています。このしわはひしゃくのカップを内壁にこすり付けて、マキエを固める際に邪魔になります。

下は僕のハードバッカン内壁にひしゃくのカップをこすり付けている写真です。このようにして、カップ内にマキエを押し固めることで、遠投性を上げています。

ソフトバッカンは購入直後ではしわしわなので、使い難いです。購入したら、取っ手を持った状態で、45~50℃くらいのお湯を入れると、しわが伸びて綺麗な平面がでます。この作業をしておくと、使いやすいバッカンになります。

・ひしゃく 必要度:◎

ひしゃくが無いとエサを撒けませんので、必須です。ですが、これも最初は安いものからスタートでOKです。

ただ、柄の長さはその人の身長、腕の長さなどによります。長さ60~75cmの範囲で自分に適した長さのひしゃくを、釣り道具屋さんで手に持って選んだ方が良いでしょう。


TAKAMIYA(タカミヤ) H.B CONCEPT ウィニングシャフト KP-2003 75cm

ひしゃくはマキエを狙ったところに投げ入れるための、ふかせ釣りでは重要なアイテムになります。竿、リールより、時に重要と言われたりもします。

最初は安物でいいですが、ゆくゆくは自分に合ったものを探していく必要があります。ひしゃくの値段もピンからキリですが、高いからと言って、自分に合うひしゃくとは言えません。

最終的には、自分の手と同じくらいの感覚になるような、自分にピッタリ合ったひしゃくに出会えるよう、色々なメーカーや長さの物を試していく地道な作業が必要です。

・ひしゃくホルダー 必要度:〇

ひしゃくを立てて置く道具です。バッカンにひっかけ、中に海水を入れて使用します。

ひしゃくホルダーは無くても、ひしゃくをバッカン内に入れて置く方法もあります。

ですが、それだとひしゃくの持ち手を毎回かがんで取らないといけなくなります。なので、あった方が良いでしょう。


シマノ(SHIMANO) 柄杓ホルダー リミテッドブラック L BK-155R

・サシエ箱 必要度:◎

サシエを入れて置く箱です。これも安いプラスチック箱で十分です。


MEIHO 明邦 ベイトボックス201 エサ箱 エサ入れ 200622

・マゼラー 必要度:×

マキエを作る時に使用します。マキエはオキアミと集魚材、適量の海水をバッカンの中で混ぜ合わせて作ります。この時に使うのがマゼラーです。

ただ、手で混ぜ合わせれば、マゼラーは不要です。チヌの集魚材はしっかり混ぜ合わせて、さらにこねると粘り気が出ます。

この粘り気が遠投性を高めるのですが、素手で丁寧に混ぜ合わせると粘り気が出、混ぜ残しのない綺麗なマキエが作れます。

僕は冬場の寒い時に使うくらいで、基本手混ぜです。マゼラーは一応持っていますが、ほとんど使用していません。

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