マダイふかせ釣り講座 #4-1マダイふかせ用の道具の紹介 竿の紹介

〇マダイを狙うにあたって

前章(#2~#3)の記事までは、マダイを釣るための、場所選びや、狙う時期について説明する記事を掲載してきました。

一つ前のマダイふかせ講座記事👇

本章(#4)では、マダイ狙いで用意しておくべき道具(竿、ウキなど)を順次紹介していきます。

〇マダイ釣りに適した竿

今更ですが、マダイはチヌより強く引きます。体も大きいので、その引きに耐え得るだけの強い竿が必要です。そのため、磯竿なら2号竿が有効です。

2号の竿なら、2万円以下の比較的安価な竿でも、55cm程度までのマダイなら、十分獲ることが可能です。

弟子のようかんがマダイ56㎝を釣った時の写真👇

マダイはグレやコブダイの様に、磯際に入っていく習性はあまり無く、引っ張った方向とは逆の方に、泳ごうとします。

そのため、沖に泳がせるようにして、体力を奪い、磯際の根で切られやすいポイントは、一気に浮かせるようにファイトをすれば、獲る確率がぐっと上がる魚です。

イメージ図👇

つまり、初心者モデルの比較的安価な竿でも、やり取りのテクニック次第で、獲ることは(大型のグレやコブダイに比べて)容易な魚と言えます。

また、当然ながら、竿の価格が上がっていくに連れ、竿の強さと粘り(曲がった竿がまっすぐに戻ろうとする力)が向上するので、ばらす確率は減り、より大型マダイを獲りやすくなります。

〇おすすめ竿の紹介

それでは、筆者がお勧めする竿を紹介して行きます。ちなみに初心者エントリーモデルの安価な竿を中心に紹介しています。繰り返しになりますが、これらの竿でも、やり取りを上手くやれば、マダイは十分獲ることが可能です。

  • プロスペックISO 2号

まずは、宇崎日清さんのPRO SPEC ISOの紹介です。比較的安価な、初心者エントリーモデルの竿です。

プロスペックISO 2号 5.3m👇

*【宇崎日新・ニッシン】 プロスペック イソ 2号−530【4952260471525】

価格:11,682円
(2022/5/26 20:38時点)
感想(0件)

この竿は安価な割に、非常に軽く感じるのが特徴です(2号5.3mで220g)。竿というものは、釣り中ずっと手に持って扱うため、重いと腕が疲れて、とっさに併せにくくなってしまいますし、竿さばきにも影響します。そのため、重さは重要な要素となります。

また、大きく弧を描く様に曲がることも、この竿の特徴です。竿が綺麗に弧を描いて曲がると、魚に効率良く浮かせる力が伝わるので、釣り人に有利になります。

プロスペックISOの曲がり👇

  • ホリデー磯 2号

シマノさんの初心者エントリー用の竿です。この竿も安価で販売されているモデルです。

ホリデー磯2号5.3m👇

17 ホリデー磯 2号-530 シマノ 竿 ロッド サビキ アジ サバ イワシ タチウオ グレ メジナ チヌ 黒鯛 ウキ釣り

価格:8,550円
(2022/5/26 20:41時点)
感想(2件)

この竿の印象は、「太くて大きい」です。その太さによって、曲げれば曲げるほど強さを出します。

曲がると強い竿ホリデー磯👇

しかしながら、バランスが先の方にあるためからか、プロスペックより重たく感じてしまいます(重さは220gで同じなのですが…)。腕力が強い方向きの竿と言えるかも知れません。

これらの初心者エントリー用の竿は、安価な分竿の粘り(曲がった状態からまっすぐに起こそうとする力)は、はっきり言って弱いです。この辺は竿の材質によってしまうところなので、いた仕方無しなのですが、55cmまでのマダイなら、やり取りの工夫次第で、十分獲れる竿です。

ですが、それ以上のサイズになってくると、より竿の強さと粘りが必要になって来ます。そうなってくると、やはり価格が高い竿を選ぶ必要が出てきます。

  • アドバンス磯2号

シマノさんの初心者エントリー用竿の中で、トップクラスの竿です。そのため、価格も上の2本の竿より少し高くなっています。

アドバンス磯2号 5.3m👇

シマノ 20アドバンス イソ 2号 530

価格:15,785円
(2022/5/27 07:16時点)
感想(0件)

この竿は、上の2本の竿と比べると、スパイラルXが搭載されているので、より強さと粘りが向上しています。そして、より軽量化(200g)されています。

さらに追加の機能が色々搭載されているので、非常にメリットがあります。例えば、以下のような機能です。

  • ガイドの口径が大きく、ミチイトの出が良いこと。
  • リールシートがスクリュー式なっているため、リールのがたつきが無く、さらにグリップが握りやすい形状になっていること。
  • 穂先にタフテックαが搭載されているので、巻きこみ時の折損トラブルが低減すること。

このように色々機能が備わっているため、釣り人側がより有利に釣りを展開できる仕様になっています。この竿なら、60cmや70cmクラスのマダイと勝負が可能で、テクニック次第では獲ることもできるでしょう。

この竿で獲ったマダイ60cm👇

  • ファイアーブラッドオナガ1.7号

筆者の愛竿です。シマノさんがオナガグレ専用で設計開発した竿で、非常に高価な1本です。あたり前の話になってきますが、このクラスの竿は特化した機能が多く付与されているため、今まで獲れなかった大きさの魚も、あっさり獲れるようになったりします。マダイなら1.5号で60cmオーバーを、1.7号なら70cmオーバーを獲ることも出来るでしょう。

ファイアーブラッドオナガ 1.7号 5.3m👇


シマノ(SHIMANO) ロッド 磯竿 20 ファイアブラッド オナガ ゲイルバード 1.7号 530 尾長グレ 磯・防波堤 上物

特化機能が色々ありすぎるため、ここでの説明は割愛しますが、筆者が使っていて思うことを以下に述べます。

特筆すべきは、竿が少し硬めに感じられることです。そのため、40~50m程のド遠投が、非常にしやすいです。また、魚を掛けた後の強さと粘りが、桁違いに強いです。

硬く感じる理由は、竿にかかる重さによって、曲がり方が代わるためです。軽ければ先の方だけが、大きいサイズの魚では、根元からが曲がります。つまり、どんな大きさの魚でも、竿のポテンシャルが如何なく発揮されるといった感じの竿です。

ファイアブラッドのファイトシーン👇

イメージは曲げれば曲げるほど、強くなる竿といった感じです。また、他の竿の場合、魚が走った際に、竿が折れると思って、慌てて糸を出す(竿を気遣う)ような場面でも、この竿は粘り強く耐えてくれます。そのため、大型の魚でも獲ることが出来るのでしょう。

ファイアブラッドで釣ったマダイ70cm👇

〇まとめ

今回はマダイふかせで使用する竿を紹介いたしました。マダイふかせ竿に求める最低限の要求は、強いことです。安価な竿なら、2号の太さは必須です。より高額な竿でなら、1.5号といった、細い号数の竿でも獲れるとは思いますが、無理をすると折損する可能性もあるので、号数は余裕を見て大きめを購入しておいた方が無難と言えます。

それでは、今回はこの辺で・・・。

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